平成16年2月3日付「税務経理」に掲載されました!!
                   (第8460号、時事通信社発行)

























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発言の真意
      −コラム記事で私が伝えたかった事−


 平成16年8月2日、某団体の高知支部の関係者(役員等の数人)が、「このコラム記事についてお話しをしたい」と、私の都合も聞かずに(アポイントも取らずに)、私の留守中に(突然に)私の事務所にやって来た。
 どのような用事かは知らないが、私はこの某団体の関係者の方々からは感謝されることはあっても、恨まれることは決して無いものと考えている。

 ・・・というのは、この記事のようなことを言っているのは、某団体の会員先生方(税理士や公認会計士の先生方)や当該先生方のクライアントである顧客企業の経営者の方々なのである。
 つまり、これらの方々は、(表では何も話さず)裏でこのような話しをしているのだ。
 裏で正直な話をしている。即ち、影で当該記事のような話をしているのだ。

 (当たり前の話しだが)企業の「存続・発展」は、顧客の苦情を逸早く「認識・把握」して、この苦情を逸早く「解消・改善」することにある。
 世界の松下やトヨタは、この苦情を逸早く吸い上げて、これを逸早く「解消・改善」したからこそ、世界の松下やトヨタに成れたのだ。

 某団体にしても然りだ。某団体の関係者は、早く、このお客様達の苦情に気付くことである。
 企業や団体等のトップは、「裸の王様」になりやすい。
 これらのトップには、顧客の苦情等は非常に聞こえにくいのだ。
 部下達は、顧客の苦情等は、出来るだけトップには聞かせないようにする。
 これが人間の心理である。
 だから、頭のよい優秀な経営者達が経営判断を間違うのである。

 このことは、(幾ら頭がよくても)長い経験を積んだ、人間の表と裏を知り尽くしたトップでないと理解出来ないかも知れない。
 早く気付けば取り返しが付く。
 早く顧客の苦情に気付いて、それを逸早く「解消・改善」することだ。

 このことを、某団体の関係者達に(正直に)知らせてやった私は、当然に某団体の関係者達からは感謝されるべきなのである。