龍馬の独り言



第16回 「寝たぼけちゅう
           土佐女子短大の経営者達」



  高知市の土佐女子短期大学が、開学後わずか13年で幕を閉じたぜよ。
  定員に達したがは開学後の当初5年間ばあで、6年目から早くも定員割れが始まっちゅう。

  当龍馬社長大学の奴田原は、企業経営者(学校経営者も当然に同じことやき)の最も重要な任務は、社会等における環境の変化に適応さすための「環境適応戦略」や言うことを、本HPや講習会等において、口を酸っぽうして力説してきたけんど、この土佐女子短大の創設者らあは一体何を考えて、この短大を開学させたのがやろう。

  ここで当短大を開学した平成5年頃の環境の変化を振り返ってみるぜよ。

 @少子化
   その一つ目は、まず少子化ぜよ。
   18才人口の激減やき。
   つまり今後の生徒数は必ずや激減するという環境じゃった。
   平成4年を境に18才人口は減り続けちゅう。
   こがな時代に開学するとは・・・トホホホホ何と情けなや・・・無鉄砲な人らあだ。・・・何と馬鹿な人らあぜよ。

 A男女共学の時代
   当時は女子大から男女共学の大学への変化の時期でもあるぜよ。
   県外の大学等じゃー学生を確保するために、女子専門から男女共学へと切り替えちゅう。
   そうすることによって、学生を確保する方向ながよ。
   こがなこともわからんかよ。

 B短大から四年制へ
  首都圏の有名女子大じゃー、先を見越して四年制に学科を再編しゆうがよ。
  つまり短大はその役割を終えようとしよったがやき・・・。
  今後は四年制の時代ぜよ。
 
  以上等の環境の変化を考察したときに、高知県に女子の短大を創ろう等という寝たぼけた発想は絶対に生まれんがよ。
  少のうてもわしにゃ・・・。
  つぶれることは自明の理やき。
  当たり前・・・じゃきに・・・。

  この短大を開学させたのが誰やかは、わしは認識しちゃーせんけんど、もしも高知県の経済界をリードしゆう人らあがこの短大を開学させたがやったら、こりゃあ、今後における高知県の経済の衰退を予想させるぜよ。
  ・・・と言わざるを得んきに。
  結論は、土佐女子短大はつぶれるべきしてつぶれたがぜよ。

  こがな環境の変化をも洞察し切れん人らあ(もしもこがな環境の変化を洞察しちょったとしたら、企業経営者の最も重要な任務である環境適応戦略の重要性を認識して無い人らあ)が高知県のリーダーやとしたら、高知県の将来も、きっとこのようにつぶれる運命にあることじゃろう。
  明日の高知が心配じゃきに・・・。