最近の出来事に対する所感

高知の会計事務所|経営講座
高知の会計事務所|ワンポイント税金教室
高知の会計事務所|Q&A
高知の会計事務所|龍馬の独り言
高知の会計事務所|所感
高知の会計事務所|『龍馬社長大学』講座の目的
高知の会計事務所|所長奴田原のプロフィール
高知の会計事務所|『龍馬社長大学』入学案内
高知の会計事務所|セミナーのご案内
高知の会計事務所|著書紹介
高知の会計事務所|『龍馬社長大学』ホーム


第7回 「韓国の銀行復活は、銀行役員の
                  全面交代が奏功」


 経済危機に陥った韓国の銀行業績が急速に回復し、海外からの信頼を取り戻しているという。
 これは韓国政府が金融機関への公的資金注入や破たん企業の解体を押し進めた結果であるが、日本には出来ない銀行復活を、韓国はどのようにしてなし遂げようとしているのか?

 韓国の金融監督委員会委員長や財政経済相として改革を指揮した李憲宰(イ・ホンジェ)氏は次のように話す。
 
それは「過去との断絶、つまり人を変えたことだ。最も大きな違いは、韓国は銀行の役員をすべて退任させ若い人に変えた。
 政府が公的資金を投入し一旦は不良債権を解消しても、一人でも古い役員が残っていると、新しい経営者が(不良債権を生み続ける企業との)癒着を絶てず、問題は解決しない。」
(日本経済新聞、平成14年3月1日、国際1より)

 これは至極当たり前のことだ。
 
日本はこんな当たり前のことが何故出来ないのか?
 日本の経済評論家やエコノミスト達は、最もらしく政治家批判や官僚批判を繰り返しているが、銀行の経営者を変えろとは誰も言っていない。
 マスコミもしかりだ。


 私は、数年前に「日本経済再興についての懸賞論文」に応募した。
 そのコンテンツの最も重要な箇所が、この銀行経営者の更迭・交代だった。
 私は今でも、この銀行経営者の全面交代無くして、日本の銀行復活どころか日本経済の復活はないものと考えているが、残念ながらこのような本当の提案は、絶対に賞には入らないのである。
 建前の机上の空論が賞となるのだ。

 日本というのは、あくまでも建前の国なのか?
 
今、日本国の舵を取っている人達は、全く何を考えているのか?
 こんな当たり前のことが何故分からないのか?

日本の有識者だと言われている人達も、本当に無能者ばかりなのか?
 今こそ、このようなことを繰り返していては、日本丸は本当に暗礁に乗り上げて座礁し、本当に本当に取り返しがつかなくなる。
 早くこの人達を交代させないと、日本国の繁栄は過去の遺物となり果てる。
 
「もっと常識人にこの日本の舵取りを任すべきだ。」・・・と声を大にして言いたい。