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第15回 民主主義国家の政治家のレベルは
              その国民のレベルを表す


  新聞やテレビ等のマスコミが、連日連夜政治家の悪行を報道している。
  「よくもこんなにも!」というくらい政治家の悪行は後を絶たない。

  最近も次のような報道があった。
  東京都の石原慎太郎知事曰く「日本から北朝鮮に送った米が、何と日本に戻ってきている。」という。
  日本国政府が人道的な立場から北朝鮮の食料に困っている人々のために送った米を、何と日本の商社が購入しているという。
  これに日本の政治家が介入して賄賂を得ているらしい?
  名前も分かっていて、小泉首相にこの政治家の名前も話してあるとのこと。
  何とひどい話だ。
  悪行極まりない。

  しかしながら、ここで一つの疑問がわいてくる。
  これだけ政治家の悪行が連日連夜報道されても、これらの悪行政治家は全く後を絶たない。
  何故だろう?
  それが、表題にある「民主主義国家の政治家のレベルは、その国民のレベルを表す。」ということなのである。
  この表題通りであれば、日本国民のレベル(正しくは投票している国民のレベル)は相当低いものであり(つまり悪行政治家と同じレベルであるということ。)、この国民(正しくは投票者)のレベルが上がらない限りは、悪行政治家も絶対に無くならないということである。

  最近の選挙の投票率は非常に低い。
  しかし、現在の選挙制度では、残念ながら投票率は低いほど健全なのかも知れない。
  現在投票している人達は本当に立候補者の人間性等を認識して投票しているのか?
  「無責任な投票をするな!」と声を大にして言いたい。
  今日の選挙制度で投票している人は、相当な無責任者だ。
  何故ならば、現在の選挙制度では、立候補者の人間性などは絶対に分かる筈がないからである。
  一方的な演説では、どうにでも言える。
  嘘も言い放題だ。
 又、選挙演説で、どの様な嘘を言ってもOKらしい。
  政治家は「選挙公約に違反しても罪にならない。」との判決が最近あった。
  選挙公約も信じられないのなら(もしも信じて投票しても、この公約に違反して罪にならないのであれば、結果的に信じては駄目ということになる。)、投票者は一体何を信じて投票すればよいのだろう?
  選挙公約に違反した政治家は、絶対に重罪を科すべきである。(例え、落選しても)
  又、この様な駄目裁判官も、結果的に悪行政治家を助長している。
  今、確実に言えることは、この様な政治家に投票している人々が無くならない限り、悪行政治家は絶対に後を絶たないのだ。
  マスコミが連日連夜政治家の悪行を報道しているのは、結果的に日本国民のレベルの低さを報道していることになる。
  又、例えば、TBSの「さんまのスーパーからくりTV。『ご長寿クイズ』」で、全くの「ちんぷんかんぷん」の回答をする高齢者が出演している。
  これらの高齢者達は新聞などは殆ど読んでいないものと思われる。
  更には、高知県庁の元副知事等の闇融資事件を全く知らない主婦(高知県在住の主婦)がいる。
  これだけ新聞やテレビ等で大きく報道されているのに、闇融資を全く知らないとは・・・「信じられない。」?
  これらの人々は、ハッキリ言って、投票する資格は絶対にない。
  しかしながらこの様な人達に限って、真面目(?)に投票に行っているのだ。
  この様なレベルの低い投票者があまりにも多ければ、投票者としての知識レベルの試験をしなければならなくなる。
  真面目な顔をして、誠実な真摯な顔をして、結果的に悪徳政治家に、「清き一票」を投じている。
  こんな人々が最も始末が悪い。
  自分達を良い人だと思っているからである。
  日本国民の皆様は、(嫌、正しくは投票している日本国民は、)このことを本当にどの様に捉えていることだろう!
  選挙管理委員会とマスコミに是非ともお願いしたい。  次の報道をして下さい。

 あなたの一票が
  悪徳政治家を作っています。

 無責任な投票は
  絶対に止めましょう!!。

 選ばれた悪徳政治家よりも、
  選んだあなたの方が
   悪いのです。

  しかしながら、選挙管理委員会又はマスコミが声を大にしてこういう報道をしたとしても、誠実な投票者達は、きっと又、悪徳政治家に「清き一票」を投じることだろう!。
  それは、これらの人々は、新聞等は殆ど読まないからである。